ストレスマネジメントの専門家の起業エピソード「株式会社ジェイ・コミュニケーション・アカデミー」

ストレスマネジメント
回答いただく専門家は、ストレスマネジメントを得意とする、株式会社ジェイ・コミュニケーション・アカデミーの代表取締役 治面地 順子氏です。

Q.学生時代はどんな学生生活を過ごしましたか?

学生時代というよりも、私はもう中学の時からスチュワーデスになろうと決めていたので、周りの人達にも、「私はスチュワーデスになる」と言っていました。スチュワーデスになるのに一番近道は何か?短大卒が良いらしいという事で短大に行って、それで夢を果たしてスチュワーデスになりました。

Q.スチュワーデス時代はどれくらいの期間勤めてたんですか?

スチュワーデスになったのに、たった2年間で主人と知り合って、社内結婚をしました。当時は結婚したらもう自動退職という世の中だったものですから、たった2年で専業主婦になりました。

Q.夢が叶ってすぐ辞めるときの心境はどうでしたか?

ただ主人が言うには、「飛行機に乗ってもサービスする側ではなくて、飛行機に乗ってサービスされる側にならないと駄目だ」と言われたんです。その時は、「なるほど、そうかもしれない」って思いました。また、スチュワーデスだけじゃなくて、別の人生もあるのかなという事は感じましたね。

それで専業主婦をやりながら、やはり人生このままで終わりたくないという思いがとても強かったです。

Q.起業した時期やきっかけは何だったんですか?

専業主婦で子育てしながら、このまま人生終わりたくないという思いがありました。じゃあ今の私に何が出来るだろう?ちょっと英語が出来る位かなという事で、近所の子供達に英語を教え始めたというのが今の会社、ジェイ・コミュニケーション・アカデミーの発端になっています。

Q.起業当初は現在と異なるビジネスモデルですか?

最初のジェイ・コミュニケーション・アカデミーは英語塾からスタートしたんですけれど、そのうちに英語だけでなくて他の科目も教えて欲しいという事で、だんだん総合塾という事になっていきました。 多分私は教える事が好きなんだと思います。

ですから、確かにビジネスモデルとして子供達を教えるという所から、今はジェイ・コミュニケーション・アカデミーという事で、大人の方達を対象に、体と心の癒しと健康をテーマに、セラピストやインストラクター、講師を育成して、育てた方達を企業や病院やスポーツクラブ、カルチャースクール、そして介護施設などに派遣するというビジネスモデルを作って来ていますが、やはり指導する、教えるという「アカデミー」という意味では、当初の「教える」という所と変わっていないかなと思っています。

Q.起業時のお金はどうやって準備しましたか?

正式に株式会社ジェイ・コミュニケーション・アカデミーを設立するまでには、子供達に英語を教えていて、それなりの資金を自分で貯められたというのはありますよね。

最初は会社を起業という所までは考えていなかったんですけれど、たまたまα波を活用したカセットテープを考案して、それを販売するにあたって、当時のCBSソニーの担当の方が「治面地さん、個人じゃなくてやっぱり会社を作った方が良いよ」と言われて会社を作ったという経緯がありますので、いきなり会社を作るという事ではなくて、ある意味段階を踏んで起業をしてきたので、そういう意味では楽だったかなというようには思います。

Q.起業して何か苦労した事はありますか?

学習塾は自宅の1階を塾にして、自分の家をまずは会社設立の登記に使っていましたので、家賃とかはかからないですから、教えたりしたものがそのまま収入になったのですが、正式に起業して会社を渋谷の駅近くのビルを借りて、私が考案したアルファビクスというエクササイズのインストラクターを育成するためには、それなりの広さが必要だったものですから、家賃が結構かかってきたんですね。そういう意味では家で学習塾をやっていた時から見ると、起業して本格的に活動し始めた頃というのは、金銭的には苦しかったかなというのは思いますね。

Q.軌道に乗ったきっかけは何だったんですか?

やっぱり積み重ねかなって思います。そういう意味で私は「起業するなら主婦が一番」という本も出しているのですが、起業してやはり2~3年は経済的に大変ですけれど、主婦の場合はとりあえず主人に食べさせてもらえるという所で、続けてこられたかなと思っています。

それが男性の場合で、妻子を抱えていたりして、起業してもいきなり上手くいくというものではないですので、厳しい状況に直面するかと思います。やはりだんだんに、積み重ねで周りに認められて会社は大きくなってくるものですから、起業する人はそれなりの蓄えをしてから起業なさった方が良いように思います。そういう意味では主婦の方が起業しやすいかなとは感じています。

Q.起業と専業主婦の両立は大変ではないですか?

私は、専業主婦が大変とは全然思っていなくて、逆に専業主婦をしながら、私のように「このまま人生終わりたくない」というように思っていらっしゃる女性が本当に多いのかなと思います。

私のこのジェイ・コミュニケーション・アカデミーは、まさしくそういった主婦の方達が「何をしたらいいか分からない」「資格も特にないし」という方達に自分の好きな事を学んでいただいて、そしてそれを仕事にしてもらう事をしています。

それも通常のお勤めとは違いますので、趣味と実益を兼ねた形式で仕事が出来るというのがジェイ・コミュニケーション・アカデミーの特徴になっています。

ですからウチのホームページのトップが「好きを仕事にできる会社」となっています。関わって下さっていらっしゃる方達はほとんどが主婦の方で、家庭と仕事と趣味の両立が出来る形態で仕事が出来るというのが、私の会社の、ある意味においてビジネスモデルかなと思っています。

Q.新たな夢や目標はありますか?

私は自分で考案したアルファビクスというエクササイズを日本から世界に発信するくらいに広めていきたいという風に感じています。そのためにデータが必要という事で、筑波大学の博士課程を卒業して、一応スポーツ医学博士の学位も取っています。

このアルファビクス、元々が企業のストレスマネジメントの研修プログラムとして考案したエクササイズなんですけれど、それこそヨガはインドから、太極拳は中国から、エアロビクスはアメリカから、ピラティスはドイツからと、他の国の運動を皆さんやっていらっしゃいますよね。

私はそうではなくて、日本から発信するエクササイズがあっていいのではないかという事で、今は自分が考案したアルファビクスを広めていますし、これをちゃんと残して死にたいなというように思っています。