資料作成においてお洒落さやデザイン性は必要かについて専門家が回答
「営業の仕事をしております。社内の打ち合わせ資料や営業用のプレゼン資料を作る機会が多いです。相手が見やすいようにと少し時間を掛けてでもお洒落で綺麗な資料を作成するよう心掛けていますが、資料においてデザイン性はそもそも必要でしょうか?」
この質問は、結構多くの方が悩んでいるようで、私もよく相談を受けます。デザイン性というのは多分ちょっと凝った、例えば表にグラデーションを設定するとか、スマートアートを立体的使ってみたりとか、そういった部分を指していらっしゃるのかなと思うんですけど、そういう部分のデザイン性については、悩んで時間をかけるようだったらそこまで必要ないかと思います。勿論デザイン性はとても大切です。
デザイン性が高いとそれだけクオリティや完成度が高く見えます。また、デザイン性の高い資料は読みやすいです。資料を作成する人の多くが「かっこいい資料を作りたい」と希望されていると思うので、そういった意味でもデザイン性というのは軽視出来ないのですが、ビジュアル的なデザインにこだわり過ぎてしまうと逆に画面がうるさくなり読みづらくなってしまう可能性もあるのです。
ある程度ちゃんとデザインを学ばれていて、その中でデザイン性を持たせた資料を作られるのであれば、「出すところと引くところ」を理解されているのでかっこうよくて読みやすい資料が作れると思いますが、デザインのスキルがない中で見よう見まねで「デザイン性を高くしなきゃ!」だけで作ってしまうと、無駄にグラデーションを設定して画面に落ち着きがなくなってしまったり、グラフを立体にして分かりづらくなったり、伝えたい事がシンプルに伝わらない資料になってしまいます。闇雲なグラフィック効果はマイナス要素になり得てしまうので、デザイン性にそこまでこだわる必要は無いかなと思います。あくまで持論ですが。
ビジュアル的なデザインに時間をかけているのであれば、それよりもちゃんと中身を練って構成や見せ方、商品の伝え方といった所に時間をかけていただきたいなと思います。
資料は、ビジュアルも重要ですが中身が一番重要なので、内容に時間をかけてしっかり熟考し、それありきでデザイン性を少し気にかけていただいたらと思います。
デザイン性といってもそんなに「お洒落に、お洒落に」と自分を追い込むのではなくて、例えば図形や色などにルールを作って全体に統一感を持たせる。それだけで読みやすくスッキリ纏まったデザインになります。決められた色で統一するとか、使用するピクトクラムや画像、イラストのテイストを統一するとか、そういった所さえしっかりおさえれば、十分見た目の綺麗な資料が作れますので、ゴテゴテっとお洒落に気をかけるのではなく、どうすれば全体の統一感を損なわずに作れるかとか、そういったデザイン性を意識して下さい。
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事業内容
1.資料作成が苦手な方や、資料を作る時間の無い方、その他資料作成に関してお悩みをお持ちの企業に対し資料作成の代行を行います。
2.自社のテンプレートが無い企業に、資料の用途をヒアリングしたうえで作業効率が良くなる、自社オリジナルの企業テンプレートを作成致します。また、それに伴うレギュレーションとガイドブックの作成も行います。
3.パワーポイントの使い方からエクセルグラフの作り方、伝わりやすい資料の作り方など資料作成に関するスキルを習得されたい企業に対しまして、企業研修を行っております。習得したいスキルをヒヤリングさせていただき、ゴールをしっかり決め、それに向けてプログラムを作成して研修を行います。
書籍
2019年5月に『資料作りが苦手でも時短テクニックが身につくPowerPoint最速仕事術』という拙著2冊目の電子書籍が出版されました。私が15年以上資料作成ばかり行ってきた中で、培ってきた時短テクニック、どうすればいかに早く資料が作れるようになるかというノウハウを惜しみなく詰め込んでおりますので、よろしくお願いします。
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職種 | 資料作成代行 |
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社名 | ビジネスアシストパートナ株式会社 |
役職 | 代表 |
名前 | 山橋 美穂 |
サイト | https://www.presentation-materials.com/ |